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2020.11.09

家の「木材部分」掃除・お手入れってどうするの?傷の修復や汚れ落としを実演!

こんにちは。シモアラの宮下です。 一雨ごとに秋が深まると聞きますが、雨どころか急にあられが降るこの頃。気温差による体調の変化にはお気をつけください。

さて、11月となりましたね。

早くも年の瀬が気になりはじめる季節。年末(もしくは冬)といえば、スタットレスタイヤ、コート、ブーツ、賀状、正月飾り…

少し考えただけでいろいろ出てきます。そう、冬支度は大変です。

特に、掃除。

シモアラでは無垢材にこだわり、テーブル板や家具・建具・床などをオススメしております。

しかし、そもそも家の「木材部分」のお手入れ方法について、私自身がよく知りませんでした。すみません、恥ずかしいです。

教えて建設部!

シモアラの事務所は上記のように木づくしです。

今回はシモアラ事務所内の木を使いながら、お手入れ方法をご説明できればと思います。

さっそく建設部の現場監督に聞きました。

監督A「シモアラで施工した無垢材は、汚れ防止のため透明な塗装をしているのから、基本的には水拭きだね」

監督B「どうしても洗剤を使うなら、中性洗剤がいいよ。あと、床の傷は水を垂らしておけば、ある程度は戻ってくるね」

なるほど。

汚れ落としというと、洗剤で強力に汚れを分解するイメージでした。

はたして、水拭きだけできれいになるのでしょうか?

そして、床のへこんだ傷は戻るのでしょうか?

トライ1・床の傷は戻るのか

シモアラ事務所は3回目の冬を迎えました。

その過程で床についた傷はひとつやふたつ、みっつ、よっつ、止めましょう。

トライにあたり、大工さんにもお話しをきいたのですが、いわく「物を落とすなどしてできた傷は、木が潰れてへこんでいる状態。ふやかせばまた戻ってくるよ」とのこと。

傷に水を垂らしました。

↑3時間後。

同じ写真ではありません。見た目はまったく変わっていませんが、触ってみると、少しへこみが解消されていました。

しかし、見て分からないので失敗です。

ここで、元製材部の住宅営業・柵木にも話を聞いてみました。

柵木「水も効果があるけれど、やっぱりホットタオルかな。木は湿気や温度の変化で膨張や収縮をするから、その特性を利用した直し方としてオススメだよ。めやすはひと晩

実際に試してみましたが、夜はタオルを温め直すことができなかったため、効果が得られませんでした。残念です。

トライ2・手あかは落とせるのか

続いての挑戦は手あかです。

こちらはシモアラのキッチン収納。取っ手が見当たりませんよね。

上記のように、直接戸に触れて開けます。

よく開ける戸はどうしても黒ずんでしまいます。

洗剤を使わず、硬くしぼったタオルで拭きました。

しばらくすると…

きれいになりました!

掃除したところが自分でも分かりません。私自身、掃除前の画像と見比べて驚いています。

気をよくした私が次に向かったのは、社員通用口の戸です。

頻繁に開け閉めしているので、持ち手付近が黒くなっています。

こちらも水拭きで挑戦しました。

矢印から上が、水拭きした部分です。

上下でビフォーアフターがお分かりいただけますでしょうか?

(撮影後、下の部分もきれいにしました)

ダスキンさんに聞いてみた

ダスキンさんでは、無垢の木は乾拭きというきまりがあるそうです。水や洗剤では木が退色したり、変形シミの恐れがあることが理由だそうです。

ダスキンさんでは「白木クリーニング」というサービスも行っているそうです。ここから言えることは「木はきれいにできる材料」であるということではないかと思います。

本気で新品同様にしたいという方は、ご検討されても良いかもしれませんね。

「保護用の透明塗料」ってなに?

そういえば、この記事のはじめに「透明な塗料」という話しが出てきましたね。

シモアラでは、ウッドデッキやさらし(目に見える木材のこと)の柱や建具、家具は汚れ防止の塗装を行っています。

この作業をお願いしている塗装屋さんへうかがったところ、木材保護塗料「ノンロット」を使用しているとのことでした。

DIYをされる方はご存知の方もおられると思いますが、木部の塗装はオイルステイン(浸透性油性塗料)が一般的です。

ノンロットは浸透性油性塗料の一種です。作業のやりやすさから採用しているそうですが、ホームセンターではあまり販売されていないため、お客様にはキシラデコールをオススメとのことでした。

塗装屋さんオススメのメンテナンス方法

塗装屋さんにメンテナンス方法をうかがいました。

(1)日々のお手入れ

硬くしぼった雑巾での水拭きでOK。

汚れは塗装の上に乗っているイメージなので、汚れたら早めに拭き取ると良いそうです。しかし、時間が経つと染み込むことがあるため、掃除しずらくなるとのことでした。

(2)再塗装のタイミング

ウッドデッキのような屋外の場合、2年をめやすに塗り直しがオススメだそうです。塗り直しの際は先述の浸透性油性塗料を購入し、塗装用刷毛で塗ってください。吸い込みが激しい場合は複数回塗ると良いようです。

まとめ

お施主様の中には「日々ウッドデッキの掃除をしている」と、愛着を持って楽しんでいただいている方もおられます。ありがたいです。

DIYとしてご自身でメンテナンスされるもよし、プロに頼むのもよし、皆さまのお好みの方法で、木とともに暮らしていただければ私たちも嬉しいです。

というわけで宣伝です。

無垢の木でできた家具・建具・デッキなど

木のメンテナンスはシモアラへ!

それではまた次回。

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