点描画ワークショップへ参加してきました
こんにちは。シモアラの宮下です。 雪が降りましたがいかがお過ごしでしょうか。
さて、突然ですが、上の写真は私・宮下がワークショップで制作したものです。描いている時は楽しく、夢中で作業を行っているのですが、ふと休むと目や腕が痛くなりました。没頭、そんな時間でした。
そもそも何のワークショップでしょうか?
今回の記事ではこのワークショップでの様子をご紹介します。
何のワークショップ?
以前、Facebook(記事はこちら)でお知らせしたのですが、ten-no-haさんによる「点描画ワークショップ」が土田歯科医院さんにて開催されるとのことでしたので参加しました。
土田歯科医院さんは加賀市大聖寺にあります歯科医院で、ten-no-haさんの個展も同時開催されていました。
ワークショップ当日は、アートギャラリーとなった医院にて多くのアート作品囲まれながらの講座。芸術的な刺激を十分に受けてからのスタートでした(著作権の問題や、他の方の鑑賞の妨げ、作品の劣化につながる恐れがあるため、個展会場の写真はございません)
講座がスタート
制作はゲルインクボールペンで行うということで、数種類あるペンそれぞれの特性や使い方を教えていただきました。
そして、今回の制作テーマが発表。テーマはこちらです。
お題「ハート」
・あとで見返した時に「前向きな気持ち」、「楽しい気持ち」になれる
・自分を表現
難しいです。分かるようで分からない、抽象的なテーマ。しかも、ハート型で表現しなければなりません。そもそも普段ハートマークを使用する機会がありません…
固定のイメージがついてしまうとのことで、参考作品や描き方は習わず、早速制作がスタート。
目の前には筆記用の黒い紙と下書き用の鉛筆のみが置かれています。もちろん、この時点で私はイメージが掴めていません。
目的地がないまま大海原にこぎ出した思いです。
とにかく描く
この日は私・宮下の他に、製材部の女性スタッフも参加しました。なかなか自分が描いている様子は撮影しづらいため、このブログ用にお手元で出演をお願いしました。
さて、彼女は黒い紙の上に大小2つのハートを鉛筆で下書きし、早くも小さい方のハートを仕上げました。
よく見せてもらうと、ハートの中に花模様が散らされており、春を表現しているのだそう。その発想はどこからくるのでしょうか…
しかし、大きなハートの方は苦労している様子でした。
さまざまなペンを試しながら、心の中のイメージに近づけていきます。
ついに完成!
と思いましたが、本人いわく時間切れで途中なんだそうです。
これから彼女の作品がどのように変化していくのか、想像すると楽しみになりました。
(余談ですが、写真は後日会社で撮影しました)
共有
額装した作品を並べ、参加者それぞれが作品に対する想いを話し、そこからさらに掘り下げて共有しました。
行われたのは、講師が作品の良し悪しを説明する「講評会」ではなく、それぞれの心情、エピソードを尊重し、自分とは違う人の感覚を取り入れるような場でした。ですので、ten-no-haさんも「共有」と表現されていました。
何か想いがあるから、他の人が見た時に言いようのない「ハッとする」気持ちになる、そんな時間でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
終了後、とても疲れてしまっていましてが、それぞれ作品以外にも「心に留まる何か」を持ち帰ったように思います。
普段の仕事には直接関係のない内容のように見えますが、この日取り入れた他の方の感性や思考法などといった感覚的なものを、ものづくりやお客様とのコミュニケーションで活かしていければと思います。
シモアラでは普段からスペシャルイベントや地域情報誌kittoなどで、暮らしのヒントを提案しています。
扱う業務は建築や木材加工ですが、やはり家は「建てること」ではなく、「暮らすこと」が目的ではないでしょうか。
そこに暮らす方の毎日が充実したものとなってほしい。そこへ向かうためのヒントが今回参加したワークショップにあったように感じました。
この地域で楽しく暮らすヒントをこれからも模索し、発信していければと思います。
それではまた次回。