ヒノキの家の特長を解説!建材のメリットや使用に最適な箇所を紹介
さて、前回ご好評頂いた木の適材適所シリーズ第一回目は、『スギ』についてでしたね。今回は同じ針葉樹の仲間より『ヒノキ』を取り上げたいと思います。
-ヒノキ-
●ヒノキ科ヒノキ属
●尊く素晴らしいものであることを表す「日」から「日の木」と呼ばれていたそうです。(諸説あり)
●ヒノキの成分(香りに含まれる)は大きく分けてヒノキオール、αピネン、αカジノールの3つに分類されます。
●それらの香り成分からは殺菌効果、消臭、リラックス、防腐、防虫効果がもたらされます。
まず、『ヒノキ』の名を聞き、皆さん思い出されるのはあの清々しい香りではないでしょうか?
あの香りに含まれる成分の内、1つ目のヒノキオールには殺菌作用があります。
『ヒノキ』は強度もスギより強く堅い為、シモアラ社屋では床材として使用されています。
抗菌・消臭作用で素足でも(もちろんお客様にはスリッパを着用して頂いておりますよ)サラサラと気持ちがいいです。
2つ目のαピネンは、リラックス効果をもたらし、その効果は森林に佇んでいるのと同等だそうです。
「自然と住まう家」(YouTube)。
自宅で森林浴効果が得られますね。
3つ目のαカジノールには、防腐作用があります。
世界最古の木造建築である法隆寺は、優れた耐腐朽性と耐蝕性を兼ね備えた『ヒノキ』で建てられています。1,300年以上修復されながらも、あの美しい様を保っている事から『ヒノキ』の防腐作用の実力は折り紙付きですね。
シモアラ本社の外観ルーバー(日除けや目隠しの羽板)にも『ヒノキ』が使用されております。
防虫・防腐効果に優れている為、どれだけ風雨にさらされても、虫は比較的寄ってこず、年々風合いも増していきます。
『ヒノキ』と同じ様に、朽ちる事なく長年地域に愛され続ける企業になりたいという願いも込められているようです。
木は手入れをする事で、経年とともに味わいや風格が愉しめます。こちらも「木のお手入れ方法」ご参考になれば幸いです。手入れをする事で、さらに自分好みの家に仕上げていく楽しみがありますね。
もちろん、シモアラが木造建築にこだわるにはそれだけの理由があります。
1,300年以上継承され続ける法隆寺のように、木の文化を次世代に継承したいという強い想いがあるからなのです。
その為にも、木の魅力を活かし、追及し、暮らし方のご提案をさせて頂きたい、この想いからシモアラがオススメする住宅に『ヒノキ』を活用する『適所』はこちらです。
構造材(土台、大引き、床垂木等)
構造材としての強度、耐久性に優れ、防虫・防腐効果がある為、まさに縁の下の力持ちです。
ウッドデッキ
同じく、防虫・防腐効果に優れている上、檜風呂としても活用されるほど耐水性がある為、安心して使用できます。
床 材
無垢床は、木の温もりを感じながらもサラサラと素足が気持ちいいです。また、木肌も美しく、穏やかな空間を演出してくれます。
造作材(扉や窓の枠材)
消臭・殺菌効果もある香りが扉を開けた瞬間、フワリと香ります。耐水性にも優れている為、風雨のさしこむ窓枠材としても優秀です。
羽目板材(天井、壁等)
清々しい香りに含まれる成分から、リラックス効果が得られます。『ヒノキ』の美しい風合いも、経年とともに味わいのある変化が楽しめます。
『ヒノキ』について、もっと詳しく知りたい!という方はこちらまでお問合せください。
次回の適材適所シリーズは『ヒバ』を予定しております。